木造住宅については古来より、棟梁と呼ばれる大工さんの親方が長年の経験と
指導を受けた先代の親方からの指導で身につけた技術で家造りをまとめておりました。
私の父親も亡くなりましたが当時は大工の棟梁と呼ばれ、今の現場監督と同じ様に
基礎工事や材木の手配、水道工事・電気工事の手配をしていました。
高校生の休みになると、知り合いの大工さんの材木加工の手伝いに行っておりました。
その頃の基礎は布基礎、柱・梁の接合部は金物ではなく全て釘打ちでした。
もちろん筋交も釘打ちでした。
小さな地震は経験しておりましたが、揺れても左右の揺れが収まると木造ならではの
接合部の巧さで元に復元したのを覚えております。
私の父親だけでなく、日本中全ての大工さんが経験による家造りを行ってきました。
長岡市内で木造住宅に金物が使われ始めたのは30年程前からだと思います
次に基礎が「布基礎」から「べた基礎」に替わりました。
17年程前になるかと思います。
それと同じ時期に壁の変形を強い床で支える、「剛床」という考えが定着してきました。
今後も家造りは変わっていくと思いますが、より安心できる家造りを目指したいと
思います。
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